冬生酵母
生酵母の由来
当所の前身、食物研究所を立ち上げた川上三郎は元々、立命館大学で食品、特に郷土の伝統食に関する研究を行っていました。
1942年に木曽、現在の岐阜県の深山で、当時不治の病と言われた結核に効く「猿酒」なるものがあり、それを目当てに患者が集まって来ているという噂を耳にし、川上は早速調査のため現地へ向かいました。 そこで、見つけた「猿酒」は木の幹と枝のくぼみに樹液や木の実、種子や雨水などが溜まりそこに野生酵母が作用して発酵し、何とも言えない甘い香りがしていました。
川上は早速それを京都へ持ち帰り、時間をかけて培養し改良を加え、現在の生酵母SKが出来上がりました。これを、近所の人たちに無償で配ったところ、これからも是非つづけて作ってほしいと懇願されました。 しかし、大学に籍を置く身のため丁重に断り、作り方をその人たちに教えましたが、やはり上手くいかず、培養に成功することはありませんでした。
その後、繰り返される熱烈な要望に応える形で、川上はついに大学をやめ、当所の前身、食物研究所を京都市左京区に立ち上げ、生酵母を皆様にお届け始めました。
すべて手作りの少量生産です。
お付き合いのある誇りとこだわりを持った農家の皆様が愛情込めて作られた果物や野菜をお預かりし、仕込みから製造、発送まですべて人の「手」により、お客様、ご家族皆様の健康と美容、そして幸せをお祈りしながら気持ちを込めて一つ一つの作業しております。
治療のことを「お手当」とも言われるようにそれだけ人の手には力があります。
また、館内には常に白神山地や宮古島、屋久島そしてハワイの山の音、
川のせせらぎ、野鳥の声、嵐や雨音、打ち寄せる波の音など自然の音を常に流し、製品にもスタッフにも穏やかな環境になるよう努めています。
木曽の深山に由来する優しい力を持った当所の自家酵母を愛情込めてつくられた果物や野菜で育て私たちの「手」でつくられ、生きたままお届けしている生酵母SK、冬生酵母を是非じっくりと感じていただきたいと思います。
酵母と酵素の違いってなに?
「酵母」と「酵素」っていったい何が違うの?
という質問をよく受けます。
どちらも身体によさそうだけど・・・
一般的に「酵素ジュース」とか「酵素ドリンク」とかよく聞くけど
「酵母」ってあまり耳にしないかもしれないですね。
「酵母」と言えば、「パン酵母」や「ビール酵母」と言えば、
少しなじみがあるかもしれません。
では、「酵母」って何?
「酵母」とは一言でいうと微生物、つまり生きている菌のことで、
働きとしては糖を分解してアルコールなどの有機化合物と炭酸ガスに分離させる発酵作用を持っています。
出芽や分裂によって増えていき、まだまだ不確かなことが多いのですが
同定されているものだけで350種類あると言われています。
その代表的なものが、パン酵母やビール酵母でその他さまざまな場面で役立てられています。
健康を支える腸内細菌
今、研究が進み
腸内細菌を整えることこそが健康であり続けるために最も重要であると言われています。
腸内環境を整えることによって、免疫細胞が正しく活性化し
今流行りの体外から侵入したウィルスを攻撃します。
また、難病と言われる病気も腸内細菌を整えることで
免疫細胞の暴走を食い止めることがわかってきています。
このように酵母を含む微生物の力に注目が集まっています。
では、「酵素」とは?
「酵母」に対して、「酵素」は体内で作られるたんぱく質の一種で、つまり生き物ではなく物質です。
酵素は主に体内で起こる化学反応に媒介する潤滑剤的な役を利を担っています。
酵素は体外から取り入れた食物を分解し、消化、吸収、代謝、排せつに至るほとんどの過程に関与しています。
ほとんどの酵素は体内で作られています。食べ物に含まれる酵素も消化や吸収を助けます。
生野菜やフルーツ、みそや納豆など発酵食品にも豊富に酵素が含まれています。
酵母と酵素
いかがでしょうか?
どちらも身体には大事という事にはかわりありません。
腸内環境を整えて代謝を高めていきましょう。
生酵母SK にんにくレモン 粉末野菜・食の友 紅酵母 白妙酵母